40代からの歯科検診が歯の一生を左右する?
「最近、歯茎が下がってきた気がする」「昔治療したところがまた痛み出した」 40代を迎えると、これまで感じなかったお口の変化に戸惑う方が増えてきます。
実は、40代は「歯を失うか、一生使い続けられるか」の大きな分岐点です。
今回は、40代から急増する2大トラブルの原因と、忙しい世代でも続けられる予防習慣について解説します。
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Contents
1. 【トラブル1】大人のむし歯:過去の治療跡がリスクに
子どもと違い、40代のむし歯は「かつて治療した歯」から始まります。
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「二次カリエス」の恐怖: 過去に入れた詰め物や被せ物は、経年劣化で隙間が生まれます。その隙間に菌が入り込み、中でむし歯が再発するのが40代の特徴です。
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歯の寿命とひび割れ: 何度も治療を繰り返した歯は、構造的に脆くなっています。毎日の食事でかかる数十キロの荷重に耐えきれず、目に見えない「ひび」から一気に悪化し、抜歯に至るケースも少なくありません。
【予防の鍵】栄養とタイミング
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「歯の素」を作る食事: 歯の再石灰化を助けるカルシウム、土台を作るビタミンA・Cを意識しましょう。小魚や大豆製品、緑黄色野菜、フルーツをバランスよく摂ることが、内側からの強化につながります。
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「だらだら食い」を避ける: 飲酒や間食の時間が長いと、お口の中が酸性に傾き、歯が溶けやすい状態が続きます。会食後は水やお茶で口をゆすぐだけでも、リスクを大きく下げられます。
2. 【トラブル2】歯周病:40代の8割が抱える「沈黙の病」
40代で歯を失う最大の原因は、実はむし歯ではなく「歯周病」です。
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免疫力の低下が引き金に: 仕事や家庭の責任が重くなる40代は、ストレスや睡眠不足で免疫力が下がりがちです。体が弱った隙を突いて歯周病菌が暴れ出し、歯を支える骨を溶かしていきます。
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自覚症状がない怖さ: 歯周病は「サイレント・ディジーズ(静かなる病)」と呼ばれ、痛みが出たときには手遅れということも珍しくありません。
【予防の鍵】生活リズムとプロの目
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規則正しい生活: 30代までのような無理は禁物です。十分な睡眠は、お口の免疫力を維持するために何よりの薬となります。
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「自分では落とせない汚れ」を任せる: 歯周病の原因となる「歯石」は、どれだけ丁寧に磨いても自分では落とせません。3〜6ヶ月に一度、歯科医院でプロによるクリーニングを受けることで、歯周病の進行を確実に食い止めることができます。
3. まとめ:40代は「修理」から「メンテナンス」へ
40代からの歯科受診は、痛くなってから「直す」ためではなく、健康な状態を「守る」ためのものへと意識を切り替えましょう。
忙しい毎日の中、セルフケアだけで完璧を目指すのは大変です。だからこそ、私たち歯科医師・歯科衛生士という「プロのパートナー」を頼ってください。数ヶ月に一度のメンテナンスが、将来「自分の歯でおいしく食べる」という最高のプレゼントになります。
大阪市住之江区で歯のことでお困りであればぜひ当院へご相談ください。